2018/06/04 15:48

 ISBNは取得したものの、製本、印刷はどうするのか?ページレイアウトや表紙のデザインは?本の裏表紙には、バーコードがついているけれどあれはどうすればいいのだろう?著者として、自分が書いた原稿を本にしてもらった経験はいくらでもありますが、自分が出版社の役割をするのはまったくの初めてで、素人には分からないことばかり・・・。
 それでも、「とにかく自分で出版するんだ」と決めました。それは先に述べた通り、早く出版したいのに既存の出版社に採用してもらうのが難しいから、というのが理由ですが、仮にそこがクリアされたとしても、やはりここは自力でやらねば、という思いがISBNを取って強まりました。

 既存の出版社が出してくれることになると、その会社の営業部、編集部に本のタイトルや装丁デザイン、内容から文章まで変えられてしまいます。多くの人は、「本は全部、著者が作っている。タイトルやデザインも著者が決めている」と思っていますが、そんなことはありません。すべて出版社の編集部、営業部の意向と判断によります。著者の意向も多少は聞いてくれますが、最終決定権は出版社にあります。多大な資金を投入して、本を作って市場に出してくれるのですから当然ですが、著者としては、自分の思いとはまったくかけ離れた本になってしまうこともあるのです。
 そのため、もしこの本を既存の出版社で出すとしたら、「広く、一般の読者に売れるように書き直せ」と求められるに違いないと思いました。空手に興味や知識もなく、また著者に対する敬意もない出版社の担当者に「これでは売れない。ああしろ、こうしろ」と言われるようでは、由紀先生の本を出す意味がありません。
 「この本を買うのは由紀先生を知っている人だけでいい。」
 「ブログ記事の内容、文章をできるだけ活かし、分かる人にだけ分かってもらえればいい」
 「本文も、表紙デザインも、100%、由紀先生の意向にそった本にする」
 こう決意して、本づくりに乗り出しました。