2018/06/02 09:11

 多くの人は、「出版は出版社にしかできない」「個人でやるとすれば自費出版しかない」と思っているのではないでしょうか。しかし、よく調べてみると、出版社ではなくても、商業出版をすることができるんですね。

 そのために必要なのは「ISBN出版者記号」の取得です。書店で売られている本の裏表紙には、必ずISBNから始まる数字が書かれていますが、これは商業的に流通する書籍を管理するための、国際的な番号です。
 この番号は、管理している一般社団法人に申請し、一定の登録料を支払うと、割り当ててもらうことができ、それを自分で印刷製本した書籍につければ、公に流通させることができます。
 この申請は、法人だけでなく、個人でも任意団体でもできるんですね。だから「一人出版社」という起業も可能だったのです。私も調べてみるまでは「本が出版できるのは出版社だけ」と思い込んでいたので、この手続きだけであれば、意外にハードルが低いので驚きました。
 そこで2017年の11月に申請、12月には出版社記号の割り当てを受けることができました。これで出版の実現が、かぜん現実味を帯びてきたわけです。
 しかし、印刷や製本はどうするのか、表紙のデザインや本文のレイアウトはどうするのか・・・。素人にはとっては高いハードルが、まだまだ続きます。